「​ローマ三部作」三作目。各時代の祭を描いた作品であり、三部作中最も多彩で通俗的、華やかを通り越した狂乱具合も見て取れ、オーケストラでの録音、演奏が少なかったが、近年では三部作をまとめて収録する風潮も強いよう。しかし演奏面で特筆すべきはやはり吹奏楽シーンにおいてだろう、複数の編曲版があるが抜粋版のコンクールでの演奏頻度は群を抜いており、毎年どこかが必ず演奏しているといっても過言ではないほど。勝てる定番曲だが、最近やっと忙しさが落ち着いてきたようす。