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​種別細分

​曲擬はその原典となる楽曲により性質がことなるが、ある程度分類できることが判明している。種別により入力するプログラムが異なるほか、戦闘能力においてのステータスへの影響が大きいため、戦闘面で重要な項目とも言える。

​ 碌礎種

交響曲、協奏曲が主に分類され、作曲者による副題の有無で種別が若干異なる。また、編成による若干の補正が加わるほか、歌詞の有無でも種別が異なる。動力摩耗率が非常に高いため、消耗が激しく、燃費も非常に悪い。

・碌礎Ⅰ:作曲者による公式な副題の提示のない交響曲。交響曲の多くはこの碌礎Ⅰ種の基本形を有し、つづくⅡ種、Ⅲ種がⅠ種の値を下回ることはない。

・碌礎Ⅱ:番号の他に作曲者による公式な副題が存在する交響曲。Ⅰ種よりも攻撃力、機動力の上限値が少し高く、燃費に若干の補正が見られる。

・碌礎Ⅲ:各楽章にも作曲者による公式な副題が存在する交響曲。Ⅱ種よりさらに射程の上限値が少し高い。

・広域碌礎:独唱、または合唱による歌が存在する交響曲に「広域」の分類が添付される。ⅠからⅢの種別は上記に準ずるが、「広域」の名の通り射程に大幅な上限値の増加が見られるほか、攻撃、機動の上限値も上昇する。ⅠからⅢの種別による増加値は重複しないため、例として広域碌礎Ⅲ種に分類されるショスタコーヴィチ交響曲第13番「バビ・ヤール」などがある。

・特化碌礎:主に協奏曲。ⅠからⅢの種別も通常の碌礎に準ずる。協奏曲においてソリストとなる楽器によって異なる補正値を得ており、大きく弦、管、打によって異なる補正を得ている。ピアノは弦と打の補正値を持つため、マイナス値とプラス値が相殺し合う。オンド・マルトノにおいてはすべてのステータスの補正値を得ているが、その値は小さい。

・複合特化碌礎:二以上の楽器、奏者をソリストとする場合の協奏曲。複数楽器、またはアンサンブルを特に迎えている場合は複合特化の補正がかかり、楽器、奏者が多ければ多いほど楽器の種別による補正値も上がる。

​・完全特化碌礎:「管弦楽のための協奏曲」が分類される。編成補正値が1.5倍となる。

​ 近衛種

様々な形式の弦、管、打のいずれか二つが組み込まれる18人以上編成での楽曲が分類される。ステータスは平均して高く、なにより燃費補正値が大変良い。そのため戦闘運用の機会が多い。

・近衛Ⅰ:交響詩、固有名詞あるいは文による題を持ち具体的な内容の意図的な掲示が濃い楽曲が分類される。あとのⅡ、Ⅲ種よりも射程、機動の上限値が高い。

近衛Ⅱ:固有名詞での題を持たず、詩や文での内容掲示がなく、純粋音楽の要素が強いものを指す。Ⅰとの分類定義が分かれるものの、ステータスの読み取りによりこちらに分類される。碌礎種に近いスペックになるが、攻撃力、燃費、動力摩耗率においては近衛種のほうがきわめて優秀なため戦闘運用ももちろん多い。

・近衛Ⅲ:オラトリオ、カンタータ、レクイエムなどの声楽曲が該当。声楽による歌があり、役者を必要としないものが該当するとみられる。広域碌礎同様に高い射程値の上昇、攻撃、機動の補正値も編成補正値以上に見られる。

​ ○○化○○種

作曲者自身の手で他編成編曲された楽曲を指し、編曲先編成の分類であればえられるであろう値の20%が加算される。。特に紡芽、称和からの編曲の場合、種別として分類すべき値までステータス上昇があるため明記する場合が多いが、碌礎、近衛、狂舞、砕歌からの編曲の場合、他の戦闘補助装備で賄える範囲での上昇のため、明記しない場合が多い。

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